会社図鑑
ニコン(7731)
ニコンは、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上収益は6,772億円。
事業の中身
カメラとレンズ、半導体とディスプレイの露光装置の2本柱を持つ。露光装置は最先端の分野では海外のメーカーに押され、成熟した工程やディスプレイ向けで戦っている。
測定機や顕微鏡、眼科の医療機器、海外で買収した映画用カメラの会社などにも広げている。
映像事業43%
カメラとレンズ、映画用カメラ。最大の柱。
精機事業25%
半導体とディスプレイの露光装置。
ヘルスケア事業17%
顕微鏡と、眼科の検査機器や網膜の画像診断。
コンポーネント事業11%
露光装置の光学部品、宇宙・防衛向けの部品、EUV関連の部品。
デジタルマニュファクチャリング事業4%
金属の3Dプリンターと、工作機械向けの光学加工。
その他1%
その他。
誰に売る
客は世界の写真家と個人、チップ工場、ディスプレイ工場、工場や研究所や病院だ。海外の売上が多い。
業績5年
2026年3月期の売上収益は6,772億円、営業利益は−1,124億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は−861億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上収益は26%増えた。
営業利益率の推移
売上収益に対する営業利益の割合は、2026年3月期が-16.6%、2025年3月期が0.3%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率-16.6%は、図鑑にある「電機・エンタメ」の会社7社の中で上から7番目。中央値は9.8%で、低い方。
売上の5年の伸び+26%は、上から4番目。中央値は+26%で、真ん中あたり。
従業員1人あたりの売上3,398万円は、上から6番目。中央値は3,677万円で、低い方。
売上の大きさは、7社の中で上から7番目。中央値は5.9兆円。
比べた相手は、ソニー・日立・パナソニック・三菱電機・キヤノン・富士通。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期は費用が売上収益を上回り、営業利益がマイナスだった。100円売って117円の費用が出た計算になる。理由は頁末の注記と決算資料にある。
会社の大きさ
連結の従業員数は19,928人。本社は東京都。設立は1917年。決算期は3月。売上収益を従業員数で割ると、1人あたり3,398万円になる。
何に左右される
カメラは高級機の売れ行きとスマホとの競合で動く。露光装置は半導体工場の投資の波を受け、先端では海外勢との競争が厳しい。海外の売上が多いので為替が効く。
買収した海外の会社が利益に貢献するまでには時間がかかる。
この会社の技術
光を精密に制御するレンズの設計と加工、ナノメートル単位で位置を合わせる装置の技術。
この会社を読む言葉
- 露光装置:ウエハーやパネルに回路の形を光で写す装置
- ArF液浸:水を介して光を通し、細かい回路を写す露光の方式
- ミラーレス:鏡を使わないカメラ。今の高級機の主流
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 会社図鑑キヤノン(7751)同じカメラと露光装置のキヤノンは?
- 技術図鑑EUV露光は、何が難しい?EUV露光
- 技術図鑑チップは、どうやって作られている?半導体の作り方(露光・成膜・エッチング)
- 業界図鑑半導体業界は、何に左右される?半導体
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:一貫してIFRS。2026年3月期はデジタルマニュファクチャリング事業(旧SLM社)の減損等により営業損失・最終赤字(営業利益-1124億円、当期利益-861億円)。セグメント名は有報の事業区分(映像/精機/ヘルスケア/コンポーネント/デジタルマニュファクチャリング/その他)。従業員数19,928人は連結・2026年3月31日現在(有報「従業員の状況」より、Wikipediaの記載とも一致)。設立1917年は日本光学工業として創業。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-13。編集方針