会社図鑑
ローム(6963)
ロームは、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上高は4,811億円。
事業の中身
電気を効率よく制御するパワー半導体と、信号や電源を扱うアナログの半導体を作る。EVのインバーターや充電、産業機器の電源で電力のロスを減らす部品だ。炭化ケイ素(SiC)を使ったパワー半導体で先行し、工場に大きく投資している。
設計から製造まで自社で行う。
LSI45%
電源やモーターを制御するアナログの半導体、車載向けのIC。
半導体素子43%
パワー半導体(SiCを含む)、トランジスタ、ダイオード、LED。
モジュール7%
プリントヘッドや光の部品など、複数の部品を組み合わせた製品。
その他5%
抵抗器など。
誰に売る
客は自動車と部品のメーカー、産業機器のメーカー、家電やスマホのメーカーだ。海外の売上が多い。
業績5年
2026年3月期の売上高は4,811億円、営業利益は108億円、親会社株主に帰属する当期純利益は−1,584億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上高は6%増えた。
営業利益率の推移
売上高に対する営業利益の割合は、2026年3月期が2.2%、2025年3月期が-8.9%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率2.2%は、図鑑にある「半導体」の会社10社の中で上から10番目。中央値は24.9%で、低い方。
売上の5年の伸び+6%は、上から10番目。中央値は+62%で、低い方。
従業員1人あたりの売上2,211万円は、上から10番目。中央値は8,466万円で、低い方。
売上の大きさは、10社の中で上から6番目。中央値は5,434億円。
比べた相手は、東京エレクトロン・キオクシア・ルネサス・アドバンテスト・SCREEN HD・ディスコ・レーザーテック・ソシオネクスト・ローツェ。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期の売上高を100円とすると、費用に98円が出ていき、営業利益として2円が残る。親会社株主に帰属する当期純利益はこの期はマイナスで、理由は頁末の注記にある。
会社の大きさ
連結の従業員数は21,756人。本社は京都府。設立は1958年。決算期は3月。売上高を従業員数で割ると、1人あたり2,211万円になる。
何に左右される
EVの販売台数がSiCの需要を決め、国ごとに差がある。半導体不足の後に客が在庫を減らす局面では出荷が減った。自社工場が多いので、稼働率が下がると採算が悪化する。
海外の売上が多いので為替が効く。SiCは海外勢との競争で値段が下がりやすい。
この会社の技術
シリコンより熱と電圧に強い炭化ケイ素の結晶で、電力のロスを減らすトランジスタを作る技術。
この会社を読む言葉
- パワー半導体:大きな電流や電圧を制御する半導体。電気のロスを減らす
- SiC:炭化ケイ素。シリコンより高温・高電圧に強い材料
- インバーター:電池の直流を、モーターを回す交流に変える装置
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 技術図鑑パワー半導体は、何をしている?パワー半導体
- 技術図鑑ハイブリッド車は、なぜ燃費が良い?ハイブリッド車
- 業界図鑑半導体業界は、何に左右される?半導体
- 会社図鑑ルネサスエレクトロニクス(6723)同じ半導体のルネサスは?
ここへつながる図鑑
出典と生成
- IRBANK ローム 業績
- IRBANK ローム セグメント別売上高
- Wikipedia ローム株式会社
- The社史 ローム 従業員数推移
- 時事ドットコム ローム、過去最大1584億円赤字 EV低迷で巨額減損計上―26年3月期
データの注記:2026年3月期は売上高が前期比+6.0%と増収、営業利益も黒字転換(108億円)したが、パワー半導体(ディスクリート)の生産設備についてEV需要減速を理由に約1,936億円の減損損失を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は過去最大の1,584億円(前期は501億円の赤字)。2025年3月期も営業赤字(-401億円)・純損失(-501億円)。セグメントはLSI・半導体素子(ディスクリート)・モジュール・その他の4区分(基準:売上高)で、4区分合計4,812億円は連結売上高4,811億円とほぼ一致(丸め差1億円)。従業員数21,756名は2026年3月期末(2026年3月31日時点)の連結値(前期比852名減)。設立1958年9月17日(前身の東洋電具製作所は1954年操業開始)。本社は京都府京都市右京区。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-13。編集方針