会社図鑑
ディスコ(6146)
ディスコは、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上高は4,369億円。
事業の中身
できあがったウエハーからチップを1つずつ切り出すダイシング装置、ウエハーを薄く削る研削装置、磨く研磨装置と、それらに使う刃と砥石を作る。「切る・削る・磨く」の工程で世界シェアが最大級だ。
刃と砥石は消耗品なので、装置が世界に広まるほど繰り返し売れ、利益率が高い。
中国31%
中国の後工程の工場向けの装置と消耗品。最大の仕向け先。
台湾27%
台湾の受託工場と後工程の工場向け。AI向けの高性能チップの切り出し。
その他(韓国・欧州)14%
韓国のメモリメーカーと欧州の半導体工場向け。
日本10%
国内のチップ工場と後工程の工場向け。
その他アジア10%
東南アジアの後工程の工場向け。
米州8%
米国のチップメーカー向け。
誰に売る
客は世界のチップメーカーと、切り出しや組み立てを請け負う後工程の工場だ。海外の売上が多い。
業績5年
2026年3月期の売上高は4,369億円、営業利益は1,850億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,355億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上高は72%増えた。
営業利益率の推移
売上高に対する営業利益の割合は、2026年3月期が42.3%、2025年3月期が42.4%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率42.3%は、図鑑にある「半導体」の会社10社の中で上から3番目。中央値は24.9%で、高い方。
売上の5年の伸び+72%は、上から4番目。中央値は+62%で、真ん中あたり。
従業員1人あたりの売上7,876万円は、上から7番目。中央値は8,466万円で、真ん中あたり。
売上の大きさは、10社の中で上から7番目。中央値は5,434億円。
比べた相手は、東京エレクトロン・キオクシア・ルネサス・アドバンテスト・SCREEN HD・ローム・レーザーテック・ソシオネクスト・ローツェ。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期の売上高を100円とすると、費用に58円が出ていき、営業利益として42円が残る。そこから税金や利子などを払った後の親会社株主に帰属する当期純利益が31円。
会社の大きさ
連結の従業員数は5,547人。本社は東京都。設立は1940年。決算期は3月。売上高を従業員数で割ると、1人あたり7,876万円になる。
何に左右される
チップの生産量が切る枚数を決め、半導体の景気で動く。AI向けの高性能チップは加工が難しく単価が高いので追い風になる。
消耗品は工場の稼働率で動き、装置より安定している。海外の売上が多いので為替が効く。炭化ケイ素のような硬い材料を切る技術が新しい需要を作る。
この会社の技術
髪の毛より細い刃を毎分数万回転させ、ミクロン単位でウエハーを切る技術と、レーザーで切る技術。
この会社を読む言葉
- ダイシング:ウエハーをチップ1つずつに切り分ける工程
- 後工程:切り出し・組み立て・検査の工程。前工程は回路を作る工程
- 研削:ウエハーを薄く削ること。スマホ向けに薄いチップが要る
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 技術図鑑チップは、どうやって切り出す?ダイシング(チップの切り出し)
- 業界図鑑半導体業界は、何に左右される?半導体
- 会社図鑑キオクシアホールディングス(285A)薄く削って積むキオクシアは?
- 会社図鑑アドバンテスト(6857)同じ後工程のアドバンテストは?
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:業績5期分・従業員数(5,547名、2026年3月末・第87期有報ベース)は高信頼。セグメントは地域別売上高(IRBANKの内訳が合計と一致することを確認済み)を採用したが、単一セグメント表示か複数事業セグメント表示かを一次資料(有報PDF)で最終確認できていない点、および表示上6項目に収めるため韓国・欧州を「その他」に合算した点は要確認。設立年は登記上の設立(1940年3月)を採用したが、創業(第一製砥所)は1937年5月。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-13。編集方針