仕組み図鑑
減価償却
工場を建てた年に、なぜ赤字にならない?
買った年に全部費用にしない
100億円の工場を建てた年に100億円を費用にすると、その年は大赤字になり、翌年からは費用ゼロで大黒字になる。これでは毎年の稼ぎが分からない。だから会計では、10年使う工場なら10年に分けて毎年10億円ずつ費用にする。これを減価償却という。
お金は建てた年に全部出ていくが、費用は10年かけて出る。利益と現金がずれる理由の1つがここにある。
どの業界で大きいか
通信会社の基地局や光回線、鉄道の線路や車両、半導体工場の装置、データセンター。先に大きな投資をして長く使う業界ほど、毎年の費用の中で減価償却の割合が大きい。
こうした業界では、投資をした後の数年は費用が重く、投資が一巡すると費用が軽くなる。利益の増減を見る時に、設備投資の周期と一緒に読む必要がある。
EBITDAという数え方
営業利益に減価償却を足し戻した数字をEBITDAと呼ぶ。設備投資の周期に左右されない稼ぐ力を見るために使われる。通信や鉄道の決算でよく出てくるのはこの理由による。
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出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
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