会社図鑑
楽天グループ(4755)
楽天は、何で稼いでいる? 2025年12月期の売上収益は2.5兆円。
事業の中身
ネット通販の市場と旅行予約を中心とするインターネットサービス、クレジットカード・銀行・証券の金融、そして携帯電話の3つが柱だ。通販と金融が利益を出し、携帯電話は基地局への大きな投資で長く赤字が続いた。
各サービスをポイントでつなぎ、1つの経済圏として利用者を回す形をとっている。
インターネットサービス48%
通販の市場(出店料と手数料)、旅行予約、広告、スポーツやコンテンツ。
フィンテック35%
クレジットカード・銀行・証券・電子マネー・保険。利益の柱。
モバイル17%
自前の回線を持つ携帯電話と、法人向けの通信。大きな投資で赤字が続いた。
誰に売る
客は日本の個人と、通販の市場に出店する店だ。個人は買い物・旅行・カード・銀行・証券・携帯を1つの会員としてまたいで使う。
業績5年
2025年12月期の売上収益は2.5兆円、営業利益は144億円、親会社の所有者に帰属する当期損失は−1,779億円。
2021年12月期から2025年12月期までの5期で、売上収益は48%増えた。
営業利益率の推移
売上収益に対する営業利益の割合は、2025年12月期が0.6%、2024年12月期が2.3%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
図鑑にある「人材・ネットサービス」の会社は、この図鑑ではまだリクルートHDだけ。
営業利益率は、この会社が0.6%、リクルートHDが17.1%。売上の5年の伸びは+48%と+29%。従業員1人あたりの売上は8,486万円と8,111万円。売上の大きさは2.5兆円と3.7兆円。
同じ業界の会社が図鑑に増えると、業界の中での位置がここに出る。
100円売ると、どこへ行く
2025年12月期の売上収益を100円とすると、費用に99円が出ていき、営業利益として1円が残る。親会社の所有者に帰属する当期損失はこの期はマイナスで、理由は頁末の注記にある。
会社の大きさ
連結の従業員数は29,419人。本社は東京都。設立は1997年。決算期は12月。売上収益を従業員数で割ると、1人あたり8,486万円になる。
何に左右される
携帯事業の赤字がどこまで縮むかが最も大きい。契約者数と基地局の投資の回収で決まる。通販は買い物の量で動き、金融はカードの分割払いや銀行の融資の貸倒れと金利で動く。
大きな投資を社債で賄ってきたので、金利が上がると利払いが重くなる。ポイントを配る費用は、経済圏を回すコストであり、配り方で利益が変わる。
この会社の技術
通販・金融・携帯の会員を1つのIDとポイントで束ねる仕組みと、自前の携帯網。
この会社を読む言葉
- 経済圏:1つの会社の複数のサービスを、ポイントや会員IDでつないだ集まり
- 取扱高:通販の市場で売買された商品の合計金額。会社の売上とは別
- 基地局:携帯電話の電波を出す設備。数と場所で通信の質が決まる
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 業界図鑑ネットのサービスは、何で稼いでいる?人材・ネットサービス
- 業界図鑑通信業界は、何で稼いでいる?通信
- 業界図鑑銀行は、何で稼いでいる?銀行
- 仕組み図鑑先に投資した設備は、どう費用になる?減価償却
- 仕組み図鑑営業利益と純利益は、なぜ違う?営業利益と純利益の差
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:全項目とも日本経済新聞・楽天公式発表の数値と一致確認済み。営業利益は前期にAST SpaceMobile株式の会計上の取扱い変更に伴う再測定益が計上された反動で2025年12月期は前期比72.9%減。セグメント売上収益合計(28,285億円)はセグメント間取引を含むため連結売上収益(24,966億円)を上回る。share_pctはセグメント間取引控除前の3セグメント合計に対する比率。従業員数は連結・2025年12月31日時点。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-13。編集方針