仕組み図鑑
貿易収支
貿易赤字って、損をしているの?
赤字と黒字は、お金の向き
日本の会社が車を海外に売ると、ドルが日本に入ってくる。日本の会社が石油を買うと、ドルが海外に出ていく。1年分を足して、入ってきた方が多ければ貿易黒字、出ていった方が多ければ貿易赤字という。
赤字という言葉は損をしている印象を与えるが、これは会社の赤字とは意味が違う。必要な物を買ったからお金が出た、という出入りの向きを表しているだけだ。
なぜ為替とつながるか
輸入の代金はドルで払うので、輸入が多いほど円を渡してドルを買う両替が増える。貿易赤字が続くと、ドルを欲しがる力が円を欲しがる力より強くなり、円安の方向に力がかかる。
逆に輸出が多い時代は、受け取ったドルを円に替える両替が多く、円高の力になっていた。
貿易だけでは全体が見えない
日本は海外に持っている工場や株からの配当や利子の受け取りが大きい。貿易が赤字でも、この受け取りを足した経常収支は黒字であることが多い。ニュースで貿易赤字と経常黒字が同時に出るのは、数えている範囲が違うからだ。
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出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
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