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第一三共(4568)

第一三共は、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上収益は2.1兆円。

事業の中身

がんの薬で急成長している。抗体に薬をつないで、がん細胞だけに薬を届ける技術(抗体薬物複合体)が主力で、海外の製薬会社と組んで世界で売っている。

ほかに血栓や高血圧の薬、ワクチン、後発薬もある。

第一三共(4568):事業の中身2026年3月期の区分別の売上。出典は頁末。2026年3月期・セグメント売上96%医療用医薬品事業2.0兆円(96%)ヘルスケア事業908億円(4%)その他27億円(0%)
2026年3月期の区分別の売上。出典は頁末。
医療用医薬品事業96%

処方薬。がんの抗体薬物複合体、血栓や高血圧の薬、ワクチン。売上のほとんど。

ヘルスケア事業4%

ドラッグストアで売る市販薬(かぜ薬・胃薬・目薬)とスキンケア。

その他0%

受託製造など。

誰に売る

客は世界の患者と病院で、米国と欧州の売上が増えている。共同で開発と販売をする提携先の製薬会社とは、利益を分ける。

第一三共(4568):誰に売る第一三共(4568):誰に売る主な客海外の患者と病院米国・欧州がんの薬日本の患者と病院薬価は国が決める幅広い薬提携先の製薬会社共同で開発・販売利益を分ける

業績5年

2026年3月期の売上収益は2.1兆円、営業利益は2,290億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,599億円。

2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上収益は103%増えた。

第一三共(4568):業績5年2022年3月期から2026年3月期。単位は億円。凡例の純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益。売上収益2022/31.0兆円2023/31.3兆円2024/31.6兆円2025/31.9兆円2026/32.1兆円営業利益・純利益2022/32023/32024/32025/32026/32,290億円2,599億円営業利益純利益
2022年3月期から2026年3月期。単位は億円。凡例の純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益。

営業利益率の推移

売上収益に対する営業利益の割合は、2026年3月期が10.8%、2025年3月期が17.6%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。

第一三共(4568):営業利益率の推移第一三共(4568):営業利益率の推移営業利益 ÷ 売上収益10.8%2025年3月期 17.6%−6.8%直近の推移2022年3月期から2026年3月期の推移

他の会社と比べると

図鑑にある「製薬」の会社は、この図鑑ではまだ武田薬品だけ。

営業利益率は、この会社が10.8%、武田薬品が0.1%。売上の5年の伸びは+103%と+26%。従業員1人あたりの売上は10,525万円と9,581万円。売上の大きさは2.1兆円と4.5兆円。

同じ業界の会社が図鑑に増えると、業界の中での位置がここに出る。

第一三共(4568):他の会社と比べるとそれぞれの直近期の営業利益率。第一三共10.8%2026年3月期武田薬品0.1%2026年3月期
それぞれの直近期の営業利益率。

100円売ると、どこへ行く

2026年3月期の売上収益を100円とすると、費用に89円が出ていき、営業利益として11円が残る。この期は本業の外の利益(出資先の利益や為替差益など)が加わり、税金を払った後の親会社の所有者に帰属する当期利益は12円と、営業利益を上回った。

第一三共(4568):100円売ると、どこへ行く売上を100円に揃えた内訳。数字は四捨五入。2026年3月期・100円の行き先・行き先88円12円費用(材料・人件費・販売など)88円純利益12円
売上を100円に揃えた内訳。数字は四捨五入。

会社の大きさ

連結の従業員数は20,171人。本社は東京都。設立は2005年。決算期は3月。売上収益を従業員数で割ると、1人あたり10,525万円になる。

第一三共(4568):会社の大きさ第一三共(4568):会社の大きさ従業員1人あたりの売上高(万円)10,525万円2.1兆円 ÷ 20,171人

何に左右される

新薬の臨床試験の結果が最も大きい。がんの薬は使える病気の種類(適応)が広がるたびに売上が伸びる。特許の期限が来ると売上が減るので、次の薬の準備が要る。

薬の値段は各国の制度で動き、海外の売上が増えたので為替も効く。提携の条件、利益の分け方や一時金の受け取りも利益に効く。

第一三共(4568):何に左右される第一三共(4568):何に左右される効くもの新薬の成否臨床試験の結果がんの薬の適応拡大特許の期限切れると売上が減る次の薬の準備薬の値段の規制日本の薬価改定米国の制度為替海外の売上が増えた円安で円の売上が増える提携の条件利益の分け方一時金

この会社の技術

がん細胞の目印に結びつく抗体に、強い薬をつないで、正常な細胞を傷つけずに届ける技術。

この会社を読む言葉

  • 抗体薬物複合体(ADC):抗体と薬をつないだ薬。がん細胞だけに薬を届ける
  • 適応:その薬を使ってよいと承認された病気の種類
  • 臨床試験:人で効き目と安全を確かめる試験。段階を追って行う

つながる図鑑

この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。

ここへつながる図鑑

出典と生成

データの注記:2026年3月期は一過性費用(ADC供給計画見直し等)計上により営業利益が前期比31.0%減。コア営業利益ベースでは3,599億円で前期比+15.1%の増益。2005年に三共と第一製薬の経営統合により設立。

数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-13。編集方針